台湾海峡で遭難した韓国船籍の曳き船「キョト1」号の捜索が続いていますが、捜索開始から5日目の11日、行方不明になっていた韓国人乗組員一人の遺体が見つかり、残る行方不明者は2人となりました。
外交部によりますと、「韓国時間の11日午後3時58分、澎湖県西嶼郷近くの海岸で遺体が発見され、関係機関が調査した結果、キョト1号の韓国人乗組員であることが確認された」ということです。
遺体は先に発見された乗組員の遺体とともに安置されたということで、12日時点でキョト1号の乗組員6人中4人が発見され、行方不明者は2人となりました。
台湾当局と韓国の海洋警察は、残りの行方不明者に対する捜索を続ける一方、事故の詳しい状況を調べています。
台湾の海上救難当局によりますと、7日午前9時50分ごろ、韓国船籍のキョト1号から遭難通報があったということで、台湾と韓国の巡視船とヘリコプターが合同で捜索作業を続けています。
当時キョト1号は、乗組員が乗っていない僚船の「キョト2」号とともにインドネシアのパダン港に向けて航海中だったということです。