中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は13日午前0時までに新たに19万5419人確認されました。
検査件数が減る週末や週末明けではなく、平日の水曜日の感染者数が10万人台にまで減ったのは7週間ぶりです。
重症患者は1014人で、先月末に1300人台を記録してから穏やかに減少しています。
死者も同じ時期に400人台まで急増しましたが、2日連続で100人台となりました。
ただ、新型コロナの検査を受けようとしない、いわゆる「シャイオミクロン」の感染者も少なくないうえ、オミクロン株の派生型「XL」が韓国で初めて検出されたため、政府は安心できる段階ではないと強調しました。
また、60歳以上の高齢者層の感染率は相変わらず高く、4月の第1週の時点で20.1%を記録したほか、重症患者に占める高齢者層の割合は85.7%、死者に占める割合も94.4%に達しています。
こうした状況を踏まえて政府は、新型コロナの4回目のワクチン接種の対象を60代以上に拡大することにしました。
中央災害安全対策本部の権徳チョル(クォン・ドクチョル)第1次長は13日の会議で、「アメリカ、イギリスなどで海外での4回目のワクチン接種の動向を分析したほか、韓国の専門家らと接種の効果と安全性を徹底して検討して立てた計画だ」と明らかにしました。
政府は、ことし2月から全国の療養病院や施設の入所者や免疫が低下した人などに4回目の接種を実施してきました。
政府はさらに、火葬の需要が増えたことで施行された「火葬施設の集中運営期間」を2週間延長し、先月から中断されていた改装遺骨の火葬も16日から一部認めることにしました。
また、政府の感染症対策「社会的距離の確保措置」の調整案を含めた防疫・医療体系の日常化方策も、今週金曜日に発表するということです。