新型コロナウイルスの感染者は14日午前0時までに新たに14万8443人が確認され、２日連続で10万人台となっています。 
重症患者は962人で、38日ぶりに1000人を下回りました。
死者は318人増えて、合わせて２万352人になり、韓国の致死率は0.13%になっています。
60歳以上で、新型コロナワクチンの3回目を接種してから120日が過ぎた人を対象とする4回目の接種が14日から始まりました。
接種をキャンセルした人が出てワクチンが無駄になるのを防ぐため、余ったワクチンを希望者が当日予約できるシステムも14日から始まり、そのほかは事前の予約を経て25日から始まります。
一方、政府は来週から、私的な集まりの人数制限や飲食店などの営業時間制限をなくす方向で検討を進めています。
しかし、屋外でのマスク着用の義務まで解除するかどうかの判断は、最後まで苦慮するとみられます。
保健当局は、今後2週間の間に感染状況が落ち着けば、重要な感染防止策を除くすべての措置の解除を検討すると話しています。
こうしたすべての措置が解除されれば、おととし5月から2年近く続いてきた政府の感染対策「社会的距離の確保」が事実上、終了することになります。
ただ、保健当局は新型コロナウイルスの蔓延が終息するための集団免疫の達成は難しいとみていて、それに合わせた日常回復のための措置を講じなければならないとしています。