2014年に起きた旅客船「セウォル号」沈没事故からちょうど8年になる16日、全国各地で追悼行事が行われます。
韓国南西部の全羅南道(チョンラナムド)・珍島(チンド)沖で2014年に起きた旅客船「セウォル号」沈没事故では、修学旅行中の高校生など死者・行方不明者304人が犠牲となりました。
事故からちょうど8年となる16日午前、遺族らは、船で事故が起きた海域まで行き、献花とともに犠牲になった人たちの名前を呼ぶ船上追悼式を行います。
また、4.16セウォル号惨事家族協議会は午後3時から修学旅行の高校生らの犠牲者を出した檀園(タンウォン)高校がある安山(アンサン)市の花郎(ファラン)遊園地で「セウォル号惨事8周忌記憶式」を行います。
新型コロナ感染予防のため、出席者は299人に制限され、事故の生存者による手紙の朗読や国務総理の追悼の辞、檀園高校在学生による合唱などが行われます。
16日午前11時からは、仁川(インチョン)家族公園にある「セウォル号一般人犠牲者追悼館」の隣の広場で追悼式が行われます。
このほか、ソウル市議会前のセウォル号記憶空間では、事故が起きた日付にちなんで午後4時16分から304人の犠牲者に黙とうを捧げる追悼式が行われ、午後6時からは市民が自由に参加できるキャンドル文化祭が開かれます。