北韓の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は17日、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の立会いのもと「新型戦術誘導兵器」の発射実験を行い、成功したと報じました。
労働新聞は、今回発射実験を行った兵器について朝鮮民主主義人民共和国の戦術核運用の効果を実証し、火力任務の多角化と強化において大きな意義を持つと強調したうえで、金委員長が、国防力強化に関する構想を明らかにし、国の防衛力と核戦闘能力の一層の強化を指示したと伝えました。
今回発射されたミサイルについて専門家らは、北韓版「イスカンデル」と呼ばれる「KN-23」、もしくは「北韓版ATACMS(エイタクムス」と呼ばれる「KN-24」、またはその２つのミサイルの長所を合わせた新型ミサイルである可能性があるとしています。
北韓のミサイル発射はことしに入って13回目で、18日から韓国で実施される予定の韓米軍事合同演習をけん制する狙いがあるものとみられます。