鄭義溶(チョン・ウィヨン)外交部長官は15日、ウクライナのドミトロ・クレーバ外相と電話会談し、最近のウクライナ情勢と韓国政府の支援策について話し合いました。
外交部によりますと、鄭長官は、先日ウクライナ政府が発表したロシア侵攻による民間人虐殺の状況について深刻な懸念を示すとともに、韓国政府のウクライナに対する支援状況や今後の計画について説明したということです。
鄭長官は、韓国政府が3000万ドル規模の人道的支援を追加で行う予定で、具体的な支援方法について模索していると説明しました。
鄭長官は7日、NATO=北大西洋条約機構の加盟国とパートナー国による拡大外相会議に出席し、その席で、韓国がウクライナに対して3月に1000万ドルの支援を行ったのに続き、追加で3000万ドル規模の人道的支援を行うと明らかにしました。
鄭長官はまた、ロシアによるウクライナ侵攻が始まってから、韓国入りを希望するウクライナの避難民の入国と滞在を支援すると説明しました。
韓国政府はウクライナ侵攻が始まった2月24日から今月12日まで、ウクライナ人506人に簡素化された手続きでビザを発行し、このうち475人は実際に韓国入りしました。
クレーバ外相は、韓国政府の支援と協力に感謝を示し、両外相は今後ロシアによるウクライナ侵攻が終結して状況が安定したら、両国間の協力をさらに強化することで一致しました。