韓国と日本の間に横たわる歴史問題について、アメリカ政府は「治癒と和解」の方式で解決すべきとの立場を明らかにしました。
アメリカ国務省のプライス報道官は現地時間の21日、尹錫悦(ユン・ソンニョル)次期政権の外交部長官に指名された朴振(パク・ジン)氏が「2015年の韓日慰安婦合意は韓日間の公式合意」と述べたことについて、「発言は知っている。われわれは韓国と日本が治癒と和解を促進する形で歴史問題の解決に向けて協力することを勧めてきた」と述べました。
朴氏は20日、2015年の韓日慰安婦合意について、記者団に「両国間の公式合意だ」と述べています。
プライス報道官はまた、「われわれは、韓国と日本が敏感な歴史問題に対処するときでさえ、域内と世界の共通の優先課題を進展させるために努力している」と述べ、共通の課題の解決に向けた協力の必要性を強調しました。
プライス報道官は、北韓の非核化問題について、対話と外交による韓半島の完全な非核化がアメリカの目標であることを改めて強調し、「アメリカは善意で北韓に関与する準備ができているが、北韓が前向きに反応しなかった」と述べました。
アメリカが進めている国連安全保障理事会による対北韓追加制裁に軍事的措置も含まれるかと問われると、「発表の前には言及しない」と即答を避け、「北韓のICBM=大陸間弾道ミサイル試験発射などの挑発は、国連安保理決議違反だ。アメリカは独自に、また国連など国際社会と協力して北韓に対して責任を問う」と述べました。