新型コロナウイルスについて国が定める感染症レベルが25日から、もっとも高いレベル1からレベル2に引き下げられるほか、映画館や室内のスポーツ施設での飲食が認められるなど、日常回復への動きが本格化します。
新型コロナの感染症レベルがレベル2に引き下げられると、「感染した際の7日間の隔離義務」と「医療機関による感染者の即時申告義務」がなくなるため、感染者は自主的に防疫ルールを守りながら一般の医療機関を利用できるようになります。
ただ、政府は医療現場がこうした変化に対応するために準備期間が必要だと判断し、25日から4週間を移行期間に定め、当分の間は感染者の7日間の隔離義務を維持すると明らかにしました。隔離義務の解除については、感染状況を総合的に判断するということです。
また、政府はこれまで、映画館や屋内のスポーツ施設をはじめ、デパートやスーパー、カラオケ、図書館、塾、博物館、宗教施設など多くの人が利用する施設と、国際航空便を除いたバスや地下鉄、タクシーなど公共交通機関での飲食を禁止していましたが、この措置も25日午前0時に解除されました。
ただ、市内バスの場合は、新型コロナ以前にも飲食が禁止されていた地域があったため、室内での飲食禁止措置は維持されるということです。