アメリカのバイデン大統領が来月20日から24日まで、韓国と日本を歴訪することが決まったことを受けて、中国が「閉鎖的な小さなグループを作り、地域の国々の相互信頼や協力を損なうものであってはならない」と述べました。
中国外交部の報道官は28日、定例の会見で、「国家間の協力は、地域の平和と安定、繁栄の促進に資するべきであり、閉鎖的な小さなグループを作り、地域の国々の相互信頼や協力を損なうものであってはならない」と批判しました。
またバイデン大統領が出席するアメリカ、日本、オーストラリア、インドの4か国による「クアッド(QUAD)」首脳会議については、「クアッドは時代遅れの冷戦思考に満ちていて、軍事的な対抗の色合いが強く、時代の流れに背いていて、人々の支持を得られない」と述べ、けん制しました。
アメリカのホワイトハウスは、バイデン大統領が来月20日から24日まで韓国と日本を歴訪することが決まったと、現地時間の27日、発表しています。
バイデン大統領は来月21日にソウルで韓米首脳会談を、23日には東京で日米首脳会談をそれぞれ行ったあと、翌24日に開かれるクアッド首脳会議に出席する予定です。