中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は29日午前0時までに新たに5万568人が確認されました。 
亡くなった人は136人増えて累積で2万2724人となり、致死率は0.13％となっています。
感染者の減少傾向を受け、韓国政府は29日、新型コロナウイルス対策として国民に課している屋外でのマスク着用義務を来月2日から原則解除すると決めました。
屋外の場合でも50人以上が参加する集会やスポーツ観戦などの際には、マスク着用義務を維持するということです。
金富謙（キム・ブギョム）国務総理は中央災害安全対策本部の会議で、「屋外でのマスク着用義務の解除について、心配する声もあったが、散歩や家族の外出でもマスクを外せない国民の息苦しさは無視できない」と説明しました。
来月発足する尹錫悦（ユン・ソンニョル）新政権側からは、マスク解除への慎重論が出ていました。
金国務総理は、新型コロナの症状がある人や重症化のリスクが高い人、屋外で1メートルの距離を維持するのが難しい場合にはマスクをつけるように勧告するとしています。