旧日本軍慰安婦の被害者キム・ヤンジュさんが1日夜、亡くなりました。
98歳でした。
10年前から持病で健康状態が悪化し、脳梗塞を患っていて、敗血症のため南部の慶尚南道(キョンサンナムド)昌原(チャンウォン)の病院に入院していました。
キムさんは1924年生まれで、就職させてやると誘われ、中国で旧日本軍の慰安婦としての生活を強いられました。
鄭英愛(チョン・ヨンエ)女性家族部長官は2日、哀悼の意を表したうえで、「女性家族部は慰安婦被害者の方々が安らかな余生を送れるよう支援し、被害者の名誉と尊厳を回復するための事業も積極的に推進する」と述べました。
キムさんが亡くなったことで、政府に登録されている慰安婦被害者240人のうち、生存者は11人となりました。