日本政府が、今月10日に予定されている尹錫悦(ユン・ソンニョル)次期大統領の就任式に林芳正(はやし・よしまさ)外相を派遣する方向で調整していることが分かりました。
共同通信が日本政府関係者の話として2日、報じたところによりますと、韓国側は就任式に岸田首相が出席することを希望していますが、岸田首相は、いわゆる徴用工訴訟や慰安婦問題の解決策が示されていないため、今回の訪韓は見送る意向だということです。
代わりに出席する林外相は韓国を訪問した際には、尹錫悦次期政権の幹部らと会談し、韓日関係の回復を目指すという方針を確認したいと考えているということです。
また、日本政府は、林外相が尹次期大統領と会う機会も模索する計画で、外交部長官候補の朴振(パク・ジン)氏との会談も調整しているということです。
3月の大統領選に勝利した尹氏は、就任前から日本に「政策協議代表団」を派遣し、首相らを表敬訪問するなど、日本やアメリカとの連携を重視する姿勢をみせています。