アメリカのバイデン政権は、今月10日に行われる尹錫悦(ユン・ソンニョル)次期大統領の就任式に、ハリス副大統領の夫エムホフ氏を代表とする使節団を派遣することになりました。
ホワイトハウスが現地時間の4日、発表したところによりますと、 アメリカ政府は、尹次期大統領の就任式に韓国系アメリカ人4人を含む8人からなる使節団を派遣するということです。
「セカンド・ジェントルマン」と呼ばれるエムホフ氏が団長を務め、マーティ・ウォルシュ労働長官、アミ・ベラ下院議員らが含まれています。
また民主党のマリリン・ストリックランド連邦下院議員、司法省環境・天然資源局のトッド・キム次官補、ベストセラー小説「パチンコ」で知られるミン・ジン・リー氏ら、韓国系アメリカ人4人も含まれました。
バイデン政権が今回、エムホフ氏を派遣することにしたのは、今月20日からのバイデン大統領の韓国訪問や韓米同盟の重要性などを総合的に考慮したものとみられます。
ウォルシュ長官はアメリカ政府の閣僚を代表して使節団に含まれたとみられます。
またベラ議員は下院外交委員会で韓半島問題を取り扱うアジア太平洋小委員会の委員長で、議会の知韓派グループ「コリアコーカス」でも共同議長を務めています。
ストリックランド議員は母親が韓国系で、アメリカ議会で韓国関連法の立法活動を積極的に進めてきた人物です。
トッド・キム次官補はワシントンの法務次官を経験していて、バイデン政権発足後、抜擢され、規制や環境法の執行などで中心的な役割を果たしています。