中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は9日午前0時までに新たに2万601人が確認され、累計で1756万4999人となりました。
新たな感染者数は2週間前の先月25日に比べると1万3000人以上少ないものの、1週間前の今月2日に比べて500人以上増えました。
月曜日に発表される新たな感染者数が前の週の同じ曜日に比べて増えるのは、オミクロン株の流行がピークを迎えていた3月14日以来8週間ぶりです。
政府は、1日当たりの新たな感染者数ではなく、1週間の平均感染者数をもとに、流行の推移を判断すべきだとしていますが、政府が感染予防対策「社会的距離の確保」を解除し、不特定多数が利用する施設内での飲食を認め、屋外でのマスク着用義務を解除したことで感染者数の減少ペースが鈍った可能性もあるとみられています。
また、5日のこどもの日から週末にかけての飛び石連休で人々の移動量が増えた影響もあるとみられています。
オミクロン株より感染力が強いとされる派生型ウイルスへの置き換わりも懸念されています。
一方、新型コロナで亡くなった人は40人増えて累積で2万3400人となり、致死率は0.13%となっています。
死者数は10日連続で100人を下回っています。