新型コロナの感染者数の減少ペースが鈍化しつつあるなか、防疫当局は9日、「感染者が今後、急激に増えることはなく、小規模の流行が秋まで繰り返される可能性がある」との見方を示しました。
保健福祉部中央事故収拾本部の孫映レ(ソン・ヨンレ)社会戦略班長は9日、「流行の減少ペースが鈍化する傾向が現れている。こうした状況が続くかどうかは今週いっぱい見守る必要があるが、当分の間、感染者数が急速に増えることはないと考える」としたうえで、「感染予防対策の緩和が一部影響を与えた可能性があるが、もともと感染者減少の停滞期は長くなると予想していた」と強調しました。
孫氏はまた、「新型コロナが完全に終息するとは考えていない。国民の多数が免疫を確保しているが、まだ感染していない人を中心に小規模な流行が繰り返される状況が秋まで続くだろう」と述べました。