第75回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で、男優賞を受賞したソン・ガンホは、映画ファンの声援がなければ、受賞は不可能だったとして、ファンに感謝の気持ちを伝えました。
是枝裕和監督の映画「ベイビー・ブローカー」に主演し、カンヌで男優賞を受賞したソン・ガンホは31日、是枝監督のほか、同作で共演したカン・ドンウォン、IU、イ・ジュヨンと共に仁川空港に到着しました。
空港ではファンや報道陣など300人が、出迎えました。
ソン・ガンホはファンに対し「韓国映画を愛する映画ファンの声援がなければ受賞は不可能だった。この場を借りて韓国映画に関心を持ち、声援を送ってくれた映画ファンの方々に感謝を伝えたい」と述べたうえで、頭を下げました。
ソン・ガンホは、報道陣とのインタビューで、「一番重要なのは、是枝裕和という日本の巨匠が韓国の俳優と共に作品を作ったこと。国が違っても映画を通じて同じ文化、同じ考え、そして同じ感情を持つということ、追求する美しさがあれば共有することができるという面で、とても重要な作業だったと思う」と語りました。
是枝監督や出演者は今後、韓国で映画の試写会、懇談会などに参加するとのことです。