韓国政府が今月から外国人観光客への短期ビザの発給を再開したことを受け、日本の韓国大使館や総領事館にはビザを申請する人の長蛇の列ができ、韓国旅行に対する需要が高いことを示しています。
新型コロナの感染が拡大する以前には、韓国と日本の間では90日以内の短期滞在についてはビザなしでの入国が認められていましたが、おととし3月からは、これが停止となり、ビジネスや公務など特別な目的以外には入国が制限されていました。
コロナ禍前まで韓日間では、韓国から日本へは年間700万人ほどが入国し、日本から韓国へは300万人ほどが訪れていました。
日本はまだ団体旅行客に限って入国を認めているため、相互主義にもとづき、韓国もビザの発給を1日最大で200人程度に制限していますが、夜通しで並ぶ人も多いということです。
2年以上抑え込まれていた日本人の韓国旅行の需要が、ビザ発給の再開で一気に解き放たれた様相を見せていて、ポストコロナ時代の韓国観光ブームの始まりを示すものだとして、業界の期待が高まっています。