慶尚南道(キョンサンナムド)密陽(ミリャン)で先月31日午前9時半ごろに発生した山火事は4日目の3日午前10時ごろ、大きな火の手の消火作業がほぼ終りました。
今回の山火事は、この36年間で一年の中でもっとも遅い時期に発生した山火事となりました。
被害面積は763ヘクタールに上ります。
鎮火作業には、これまでで最大規模のヘリ57機と消防隊員2500人あまりが投入されましたが、消火活動は難航しました。
山林庁によりますと、山中に火種が残っているため、完全に消火する鎮火までには、まだ時間がかかりそうだということです。
最近、山火事が相次いでいるのは、乾燥した空気が原因です。
現在、密陽一帯の平均降水量は、平年の3%ほどにも達していません。
このため山林庁は、たき火や火の使用については十分注意するよう呼びかけています。