メニューへ 本文へ
Go Top

社会

降水量少なく干ばつのおそれ 政府が対策費支援

Write: 2022-06-06 15:08:03Update: 2022-06-06 19:36:37

降水量少なく干ばつのおそれ 政府が対策費支援

Photo : YONHAP News

韓国では物価上昇が続くなか、干ばつによる被害の心配が高まっていて、政府が対策づくりに乗り出しました。
農林畜産食品部などによりますと、ことし1~5月の全国平均の累積降水量は、平年の52%に過ぎない160.7ミリという少なさです。
なかでも、先月2日から今月1日にかけての1か月間は、わずか5.8ミリで、平年の5.6%に過ぎません。
現在の全国の田植えの進捗率は78.6%で、10日ごろには90%になると予想されていますが、一部の地域では農業用水の不足で、にんにく、玉ねぎ、じゃがいもなどの畑作物に影響が出ることが心配されています。
秋慶鎬(チュ・ギョンホ)経済副総理兼企画財政部長官は5日、ソウルのスーパーマーケットを訪れて物価を点検し、「5月の消費者物価上昇率は5%を上回るなど状況は非常に厳しい。ロシアのウクライナ侵攻や主な穀物生産国の輸出制限措置による国際穀物価格の急上昇の影響が韓国にも及んでいる。そこに干ばつの被害まで重なり、一部の農畜産物を中心に生活物価が不安定になっている」と述べ、農林畜産食品部や農漁村公社など関係機関に対して、井戸の掘削や揚水施設の購入支援などの措置を迅速に取るよう指示しました。
また、多目的ダムの用水を効率的に活用し、貯水池のしゅんせつを行うなど、農業用水の供給を増やすための対策も呼びかけました。
農林畜産食品部は、ことし4月と5月の2度にわたって、広域市と道に対して干ばつ対策費として合わせて75億ウォンを支援したのに続き、自治体が井戸などの水源を積極的に開発できるよう22億ウォンをさらに支援する方針です。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >