中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は7日午前0時までに新たに6172人が確認されました。
死者は20人、重症患者は12人減って117人となりました。
防疫当局は、ここ1週間の新規感染者数は一日平均1万2320人で、前の週に比べて33%減少し、はっきりとした減少傾向が続いているとしています。
新規感染が11週連続で減少している一方で、最も感染の多い年齢層は10代と20代であることがわかりました。
重症化リスクの高い60歳以上は、3回目のワクチン接種の接種率が高いうえに4回目の接種もスタートしているため、ほかの年齢層に比べて感染率が低くなっています。
新型コロナの死者は高齢者層、ワクチン未接種者、基礎疾患を持つ患者を中心に発生しています。
防疫当局は、夏場の休暇シーズンや各種イベントの開催で人口の移動や対面接触が増加し、潜在的な感染リスクが高まるおそれがあるとしています。
このため、不特定多数が利用する屋内施設は2時間に1回、10分以上換気し、いわゆる「3密」の環境に置かれる場合は、0.6マイクロメートルサイズの微粒子を80%遮断できる「KF80」以上のマスクを着用するよう呼びかけました。