政府は8日、ヨーロッパやアメリカを中心に急速に感染が広がっているサル痘を第2級法定感染症に指定するとともに、サル痘の第3世代ワクチンの導入も進めると発表しました。
第2級法定感染症に指定されると、感染者が発生した場合、医療機関などは24時間以内に防疫当局に届け出る必要があるほか、感染者の隔離が義務付けられるため、サル痘の場合は、病院で隔離治療が行われます。
疾病管理庁はまた、従来の天然痘ワクチンとは違い、サル痘への効果が認められている第3世代ワクチンを迅速に導入するための措置に乗り出しました。
新型コロナ予防接種対応推進団は7日の定例記者会見で、「世界的にサル痘の感染者が増え続けており、韓国に流入した可能性もあるだけに、第3世代ワクチンの韓国導入について、製薬会社と協議している」としました。
ただ、導入するワクチンの量や日程については、未定だということです。
WHO=世界保健機関によりますと、サル痘の患者は5日時点で、27の国と地域で780人確認されたということですが、韓国での感染事例はまだありません。