中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は10日午前0時までに新たに9315人が確認されました。
先週の金曜日に比べて3200人あまり少なく、金曜日に報告される感染者数が1万人を下回るのは20週ぶりです。
重症患者は107人、新たに報告された死者は18人となっています。
韓悳洙(ハン・ドクス)国務総理は10日、新型コロナウイルス対応を話し合う中央災害安全対策本部の会議で、今週の1日平均の感染者数が1万人を下回っていることに触れ、「安定的に抑えられている」と評価しました。
一方、新型コロナに感染した後も長く後遺症に苦しむ人が多いことについて、政府は、こうした実態に関する調査が不十分だったとして、後遺症の原因と症状に関する大規模調査を実施し、その結果をもとに後遺症の治療に向けたガイドラインを作る方針を示しました。
韓国では、新型コロナの感染後、咳や倦怠(けんたい)感、嗅覚・味覚の障害、記憶力減退などの後遺症を訴える人が多くなっています。