新型コロナウイルスの影響で、中学・高校生の学力が低下している問題が、依然として改善されていないことがわかりました。
教育部は13日、去年9月に中学3年生と高校2年生を対象に行った学力検査の結果を公表しました。
毎年行われる学力検査は、中学3年生と高校2年生を対象に、国語、数学、英語の3つの教科に対する学力を検査し、学力は、▲優秀、▲普通、▲基礎、▲基礎学力未達の4つの段階に分けられます。
高校2年生で、国語が「普通」と判定された割合は、64.3%と、前の年より5.5ポイント減っており、2017年以来最も少なくなりました。
また、高校2年生の「基礎学力未達」の割合は、すべての教科で、前の年より増えています。特に数学の場合、中学と高校どちらも、都市部と地方の学力格差が広がっているとのことです。
対面での授業が拡大しているにもかかわらず、学力低下の問題は依然として改善されていないことに、懸念する声が出ています。
教育部は、学力低下の改善に向けた中長期計画を10月までに発表する計画です。