中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は14日午前0時までに、新たに9778人が確認されました。
新たな感染者のうち、国内での感染は9737人で、残りの41人は海外からの入国者でした。
重症患者は3人増えて98人となり、3日連続100人以下となっています。
死者は2人で、この9か月で最も少ない人数となりました。
一方、防疫当局は、ことし1月から4か月間、1600人余りを対象に調査した結果、新型コロナの抗体保有率は94.9％だったと明らかにしました。
これは、ワクチン接種と感染による抗体の獲得を合計したものです。
感染による抗体保有率は、1月に0.6％でしたが、4月には36.1％に増加していて、この時期にオミクロン株の感染が拡大したことが影響したとみられます。
感染者1人が何人を感染させるかを示す実効再生産数は、6月第2週では0.79で、11週連続1未満となっています。
ただ、新たな変異ウイルスが確認されているなど、再流行の可能性は依然として残っています。
防疫当局は、17日の会議で感染者の隔離義務をなくすかどうかを決める方針です。