12日のソウル外国為替市場で、ウォン相場は一時、1ドル＝1316ウォン台にまで値下がりし、この13年2か月あまりで最も安い水準となりました。
韓国外換銀行が発表した12日午後3時半現在の為替レートは、アメリカドル1ドルの終値が1312.1ウォンで、前日に比べて8.2ウォンのウォン安となりました。
12日のウォン相場は、前日の終値より7.1ウォン上がった1ドル＝1311.0ウォンで取り引きが始まり、一時1316.4ウォンにまで値下がりし、ことしの最安値を4日連続で更新したほか、リーマンショック後の2009年4月30日に記録した1325.00ウォンに次ぐウォン安水準となりました。
専門家らは、このウォン安傾向は、ことし下半期も続き、1ドル1350ウォンまでウォン安が進む可能性があるという見通しをたてています。
一方、韓国銀行の金融通貨委員会が、13日に開かれる予定です。
この委員会では、6％まで上昇した消費者物価指数の上昇率や、4％直前にまで上昇した期待インフレ率、アメリカの大幅な政策金利の引上げを踏まえれば、韓国銀行が政策金利を一度に0.50ポイント引き上げる史上初の「ビッグステップ」に踏み切る可能性が高いとみられています。