中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は、20日午前0時までに新たに7万 6402人が確認されました。
新たな感染者のうち、国内での感染は7万5973人、海外からの入国者は、新型コロナの感染が始まって以来、もっとも多い429人でした。
新たな感染者の数も、水曜日としては4月末以来、12週間ぶりにもっとも多くなりました。
入院中の重症患者は5人増えて96人、亡くなった人は12人でした。
新型コロナの再流行の規模が、予想よりも大きくなるとの見通しが出ているなか、防疫当局は1日の新たな感染者が30万人発生するのに備え、病床を4000床あまり確保すると明らかにしました。
すでに全国で確保した1400床あまりは、稼働の準備に入るということです。
加えて、保健所の選別検査所の運営時間も、夜間と週末などに拡大されるほか、自己診断キットも、当分の間は全国のコンビニで購入できるようにし、在庫情報もスマートフォンのアプリで共有するということです。
また、療養病院など感染のリスクが高い施設に対する管理も強化され、施設のスタッフは、週1回PCR検査を行い、先月末から認められていた対面面会も、当分中止となります。
ただ、接触なしの面会は可能だということです。
防疫当局は、オミクロン株の変異ウイルス「BA.5」が主流となっているものの、病床稼働率が25.5%にとどまっているほか、PCR検査も1日85万件まで可能であるため、医療がひっ迫する恐れはないと強調しました。