新型コロナウイルスの感染者は21日午前0時までに新たに7万1170人が確認され、累計で1900万人を超えました。
1日の新たな感染者数は3日連続で7万人台となっています。
重症患者数は107人で、40日ぶりに100人を上回りました。
今月14日に仁川(インチョン)に住む60代の男性が韓国で初めてオミクロン株の新たな派生株「BA.2.75」に感染しているのが確認されたのに続いて、21日、2人目の感染が確認されました。
「BA.2.75」は、感染力が高く、ワクチンや感染で得られた免疫が効かない可能性があるとされています。
この変異株への感染が新たに確認された人は、今月5日にインドから入国し、2日後の7日に新型コロナの陽性判定を受けていたということです。
保健当局は現在、接触者など追跡調査を行っていますが、この感染者も発症する前の14日以内に海外渡航歴がなく、すでに市中感染が広がっていると懸念されています。
一方、韓国の国民1万人を対象とする新型コロナウイルスの抗体検査が来週から始まります。
結果はことし9月初めに発表される見通しです。
また来週からは、入国者に対する管理が強化され、これまでは入国後3日以内にPCR検査を受けるよう義務付けられていましたが、来週からは入国翌日までに検査を受け、陰性判定が出るまで自宅待機することが義務付けられます。