中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は22日午前0時までに新たに6万8632人が確認されました。
このうち海外からの入国者は323人で、国内での感染は6万8309人でした。
新たな感染者数は1週間前の1.8倍、4週間前の9.5倍に上っています。
重症患者は130人で、2日連続で3桁台となっています。
亡くなった人は31人で、55日ぶりの多さとなっています。
中央防疫対策本部は22日、オミクロン株の新たな派生株「BA.2.75」の3人目の感染が確認されたと発表しました。
「BA.2.75」は、感染力が高く、ワクチンや感染で得られた免疫が効かない可能性があるとされています。この変異株への感染が新たに確認された人は、仁川(インチョン)市に住む50代の男性で、3回目のワクチン接種を終えているということです。
これまでに確認された感染者2人との疫学的関連性は確認されなかったということです。
新型コロナの感染拡大を受けて、政府は22日、専用病床を追加で確保し、治療薬のさらなる確保、火葬施設の再整備などの対策を取る方針です。
なかでも、4回目のワクチン接種の拡大に力を入れる考えで、新たに接種対象となった50代については、産業団地や商業施設密集地域などを中心に自治体が積極的に接種を呼びかけることにしています。
また、最近、接種率が停滞している60歳以上の高齢者については、住民センターが予約や移動をサポートします。
さらに各自治体は、臨時選別診療所を追加で設置するほか、運営時間を延長する方針です。