オミクロン株の変異ウイルスなどによって、新型コロナウイルスの国内での再流行の兆しが鮮明になるなか、韓国の大手企業が会食や行事の自粛など、社内の防疫指針を再び強化してることがわかりました。
業界関係者が24日明らかにしたところによりますと、サムスン電子はこのほど新型コロナの再流行に備えて、社内の防疫指針を強化しました。
具体的には、懇談会を含めた会食や対面会議、研修、社内行事を自粛するとともに、出張もできるだけ控えるよう求めました。
出張が避けられない場合は、人数を最小限にとどめ、50歳以上は4回目のワクチン接種を済ませている人に限って、出張を認めるということです。
現代自動車も、オミクロン株の変異ウイルス「BA.5」の感染拡大や夏休みシーズンに移動量が増えることなどを踏まえ、このほど社内の防疫指針を強化しました。
社内教育や行事、会議をオンライン形式で行うよう勧告するとともに、国内出張も制限的に認めるということで、社員の私的な集まりなど業務以外の活動は自粛するよう求めました。
業界関係者によりますと、このほど社内や生産現場などで感染者が相次いで確認されており、感染者が急増する可能性があるため、防疫指針の徹底を呼びかけているということです。