中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は26日午前0時までに新たに9万8974人が確認されました。
このうち海外からの入国者は353人でした。
重症患者は24人増えて168人、亡くなった人は17人でした。
1日の新たな感染者が9万人を上回ったのは4月21日以降、初めて、この3か月間では最多を記録しました。
週ごとに感染者数が2倍に増える倍増現象は2週前よりやや鈍化しましが、感染の規模は大きく増加しています。
ただ、新型コロナウイルスの危険度は5段階の真ん中にあたる「中間」が維持されました。
政府は、経済活動や日常生活を止めるよりは、重症患者や死者の数を減らすことを目標としていて、国民それぞれが防疫ルールを守るよう呼びかけています。
27日の中央防疫対策本部会議では「自律的距離の確保」の実践方法も発表される見通しです。
一方、政府は、ことし上半期に改良を加えたワクチンを導入し、来月末に具体的な接種対象などを発表する方針です。
疾病管理庁は「ビッグデータ分析の結果、2回目のワクチンまで接種したあとに感染した人は、未接種者にくらべて急性心筋梗塞や脳梗塞にかかる確率が半分以下だった」として、勧告の基準に沿って接種を行うよう呼びかけました。