中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は29日午前0時までに新たに8万5320人が確認されました。
新たな感染者数は27日におよそ3か月ぶりに10万人を上回ったあと、2日連続で8万人台となりました。
先週金曜日に比べると1.2倍に増え、前の週と比較してほぼ2倍だった増加ペースがやや鈍化しています。
ただ、検査を受けていない「隠れた感染者」もいるとみられています。
重症患者は38人増えて234人、新たに報告された死者数は35人で、いずれも1か月ぶりの多さとなっています。
こうしたなか、再流行がピークに達する時期や規模をめぐって、専門家の意見が分かれています。
感染者数が4週間後に40万人台に増えるとする見方がある一方で、感染者の増加幅が減っていることから、再流行のピークが予想より早まり、流行の規模も予測を下回るという見方もあります。
防疫当局は、1日の感染者数が30万人まで増える状況を想定し、ワクチン接種を呼びかける一方で、病床の確保に力を入れています。