尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、韓国を訪れる国連のアントニオ・グテレス事務総長と12日に昼食会を行い、北韓情勢などについて意見交換を行う予定です。
大統領室の報道官は8日、定例の会見で、グテレス事務総長が11日と12日の2日間、韓国を訪れ、尹大統領と12日に昼食会を行う予定だと明らかにしました。
グテーレス事務総長の韓国訪問は、2018年の平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックの開幕式に出席するために訪れて以来、4年半ぶりです。
グテーレス事務総長は韓国滞在中、政府高官らと会って北韓の核問題や非核化策などについて協議するとみられます。
北韓の核問題は、実質的に国連安全保障理事会が扱う懸案であるため、国連事務局が扱う対北韓人道支援などが議論されるかに注目が集まっています。
大統領室の報道官は、「昼食会では、北東アジア情勢を含む国際問題、来月の国連総会の準備状況などが議題になるとみられる」と説明しました。
グテーレス事務総長はことし6月27日に尹大統領と電話会談し、就任を祝っています。