尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は25日、「前政権の良くない政策結果と国際経済危機の中で新政権は発足したが、国際状況や前政権を言い訳にするのは、もはや国民に通じない」と述べ、与党と政府の結束を呼びかけました。
中部の忠清北道(チュンチョンブクド)天安(チョナン)市で開催された与党「国民の力」の研さん会に出席して述べたもので、尹大統領はそのうえで、「これから政府と党が一つになり、ひとえに国民の生活だけを考えれば、全ての難題が解消され、政府と党も国民の信頼を得るだろう」と述べました。
今回の研さん会は、尹大統領の就任後初めて開かれたもので、今後の国政運営で主導権を発揮するために結束をはかる狙いがあり、「国民の力」に所属する議員101人をはじめ、大統領室の高官や政府の各部署の長官・次官が出席しました。
研さん会2日目の26日は、自由討論が行われることになっていて、党の新しい執行部の選出に向けた党大会の開催時期について議論するものとみられます。
党大会の開催時期をめぐっては、朱豪英(チュ・ホヨン)非常対策委員長は来年初めに開くべきとしていますが、次期党代表が有力視される金起炫(キム・ギヒョン)議員は年内のできるだけ早い時期に、安哲秀(アン・チョルス)議員は通常国会の会期終了後に開くべきだとしています。