29日のソウル外国為替市場で、ウォンが売られ、一時、1ドル=1350ウォン台までウォン安が進んで、13年4か月ぶりのウォン安水準となりました。
29日のソウル外国為替市場は、前の営業日の先週金曜日に比べて11ウォン20銭安い1ドル=1342ウォン5銭で始まり、昼の午後0時30分ごろには1ドル=1350ウォンを超えて、一時1ドル=1350ウォン80銭となりました。
これはリーマン・ショック後の2009年4月以降で最も安いレートです。
そのあと小幅に値を戻し、午後3時半現在、1ドル=1350ウォン40銭となっています。
アメリカのFRB=連邦準備制度理事会のパウエル議長が26日の講演で、インフレの抑制に向けて、金利引き上げを続ける姿勢を明確にしたことから、市場では、政策金利の大幅引き上げが続くとの観測が広がり、運用で有利なドルを買って、ウォンを売る動きが強まっています。
この影響で、韓国株式市場の株価も下落しました。
29日の韓国株式市場の総合株価指数は、前の営業日に比べて48.97ポイント、1.97%下がった2432.06で取り引きを始め、9時10分ごろには2417.01まで下がり、先月27日以降の最安値となりました。
その後、株価はやや回復し、結局、前の営業日に比べて54.14ポイント、2.18%下がった2426.89で取り引きを終えました。
ウォン安ドル高の加速を受けて、企画財政部は29日、市場状況点検会議を開き、「当面の間、市場状況に対する注意深いモニタリングと対応が必要だ。市場で過度な偏りが生じた場合に備え、政策的努力を強化する」と述べました。
一方、中央銀行に当たる韓国銀行の李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁は27日、「アメリカFRBよりも早期に引き締めを終了する可能性は低い」と述べ、大幅利上げの可能性に含みを残しました。