韓国軍とアメリカ軍による混成部隊の韓米連合師団が、創設後初めて最大規模の野外機動演習を行いました。
2015年1月に創設された韓米連合師団は、韓国陸軍とアメリカ陸軍による連合組織で、両国の旅団級の兵力が一つの指揮体系のもと、師団として編成された世界初の部隊です。
この韓米連合師団は29日から3日間、京畿道(キョンギド)抱川(ポチョン)市のロドリゲス訓練場などで合同火力運用訓演習を行ったことを明らかにしました。
今回の演習には、韓国から陸軍第16機械化歩兵旅団などが参加し、アメリカからは循環配置旅団などが参加しました。
一方、北韓は韓国の民間防衛隊にあたる「労農赤衛軍」の指揮官を集めて会議を開き、戦闘能力体制の点検を行いました。
北韓の労働党機関紙「労働新聞」が31日、明らかにしたところによりますと、北韓は先月29日から2日間、第6回労農赤衛軍の指揮官会議を平壌(ピョンヤン)で開きました。
北韓が労農赤衛軍の指揮官会議を開いたのは、3年ぶりのことで、韓米両軍が合同軍事演習「乙支フリーダムシールド」を行っていることへの対抗措置だとみられています。