尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領が1日、アラブ首長国連邦（UAE）の大統領特使として韓国を訪れた、アブダビ首長国のハルドゥーン・アル・ムバラク執行関係庁長官と会いました。
尹大統領は1日、龍山（ヨンサン）の大統領室でハルドゥーン氏と会い、「両国がこれまで築き上げてきた特別な成果にもとづいて、両国関係が一層発展することを期待する」と述べました。
尹大統領はことし5月10日、大統領就任式に出席するため韓国を訪れたハルドゥーン氏と会っています。
ハルドゥーン氏は、「2009年に韓国が受注したアラブ首長国連邦のバカラ原発建設事業は、両国の協力の象徴となっている。これまで築いてきた信頼にもとづいて、これからの数十年を見据えた新たな戦略的関係を築いていくことを望む」と述べました。
また原発、エネルギー安全保障、防衛産業、投資の4分野で両国間の協力を拡大し、具体化することを提案しました。
大統領室によりますと、尹大統領は、ムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン大統領が近く韓国を訪れることを希望すると述べ、これに対してハルドゥーン氏も、早期に尹大統領のアラブ首長国連邦への訪問が実現し、両国間の新たな戦略的パートナーシップについての議論が進展することを望むと応じたということです。