台風11号が韓国南部を襲った夜、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、龍山(ヨンサン)の大統領執務室で徹夜で待機し、一夜を過ごしました。
報道官によりますと、尹大統領は昨夜、執務室と同じ建物にある国家危機管理センターとの間を行き来しながら、台風の状況を点検し「完全に通過するまでは緊張を緩めないでほしい」と指示したということです。
尹大統領は、「台風11号は東の海へと抜けていったが、安心するには早い」と述べ、浸水被害が発生する前に住民を避難させ、通行制限を行うなど徹底した対策を強調しました。
そして6日午前、報道陣に対して「状況を確認したうえで、被害が深刻な地域には行ってみるべきだろう」と述べました。
そして「先月初めの記録的な豪雨が、今回の台風の対応に影響を及ぼしたか」という質問に対して、尹大統領は「前回の豪雨は予測不可能だったが、今回は、今日の午前までが重要だと全体が認識していた」と、説明しました。