韓悳洙（ハン・ドクス）国務総理は6日、就任あいさつに訪れたアメリカのフィリップ・ゴールドバーグ韓国駐在大使と懇談しました。
総理室によりますと、韓総理は7月に着任したゴールドバーグ大使に対して、尹錫悦（ユン・ソンニョル）政権とバイデン政権の間の、初の韓国駐在大使に赴任したことに歓迎の意を表しました。
この席で韓総理は、アメリカの「インフレ抑制法」について、アメリカに進出した韓国企業のEV＝電気自動車や車載用電池などの投資計画が順調に進んで、両国の供給網の協力がさらに強化されるよう、アメリカ側の格別な関心と配慮を呼びかけたということです。
また、韓米同盟をより強化できるよう、両国間の交流や協力の架け橋の役割を果たしてほしいと伝えました。
さらに韓総理は、韓国は法令や税制、規制緩和、人材育成などで、企業に優しい環境を作り上げているとして、アメリカ企業の韓国への投資拡大を期待していると述べました。
そして2030年釜山（プサン）万博の誘致に向けて、アメリカの支持を要請しました。
これらを受けてゴールドバーグ大使は、「軍事、安保分野はもちろん、経済安保、域内・グローバル協力などの分野で、韓米同盟の持続的な発展のために役割を果たすと」応えたということです。