韓国国防部が主催する国防次官級の多国間安全保障会議、「ソウル安保対話」が、6日から3日間の日程でソウルで開幕し、世界の54か国とNATO、EUの代表が参加しました。
6日は、韓国とASEAN=東南アジア諸国連合による国防次官会合が開かれ、ミャンマーを除くASEAN9か国の国防次官らが参加しました。
この会合でASEAN諸国の国防次官らは、韓国の申範澈(シン・ボムチョル)次官に対して、サイバー攻撃、テロ、人道的危機、災害など、域内の脅威に対応するため、韓国との協力を望む考えを明らかにしました。
また一部の国は、域内で領海をめぐる紛争が発生する可能性について懸念を示し、韓国とASEANが合同演習を強化するとともに、防衛産業協力を通じて、紛争が懸念される国々の海洋安全保障の力量を強化するうえでの協力を韓国に要請してきたということです。