尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、空席になっていた保健福祉部長官に、7日、曺圭鴻(チョ・ギュホン)第1次官を指名しました。
金大棋(キム・デギ)大統領秘書室長によりますと、曺圭鴻氏は、過去に企画財政部で予算を担当した、予算や財政に精通した経済官僚で、保健福祉部の懸案業務にも当たってきたため、業務の連続性があるということです。
保健福祉部では、今後、年金改革の推進などを通じて持続可能な社会保障制度の確立、社会福祉と保健医療の財政支出効率化、健康保険制度の再編と公共医療の強化などの国政課題を抱えており、これらを遂行する適任者だとされています。
曺氏は、企画財政部予算総括課長や財政管理官、欧州復興開発銀行(EBRD)理事などを歴任し、尹政権発足後、保健福祉部第1次官に任命されて長官職務代行を務めています。
保健福祉部長官ポストは、尹政権発足後、指名した候補が相次いで辞退したため、前の政権の権徳喆(クォン・ドクチョル)保健福祉部長官が辞任したことし5月から空席となっています。