中央銀行の韓国銀行は、最近のウォン安のスピードについて、韓国経済のファンダメンタルズ（経済の基礎的条件）に比べて急ピッチで進んでいる傾向があるとする見方を示しました。
韓国銀行は7日、緊急金融市場状況点検会議を開き、そのなかで、アメリカFRB＝連邦準備制度理事会の金融引き締めの見通しや国際金融市場の不確実性の高まりの影響で、ウォン安が急ピッチで進んでいると説明しました。
こうした傾向は、主要通貨でも見られるが、最近のウォン安のスピードは、韓国経済のファンダメンタルズに比べて急ピッチで進んでいる傾向があると指摘しました。
韓国銀行は今後、為替市場の動向を注意深く見守るほか、市場の安定に向けて積極的に取り組むと強調しました。
また欧州中央銀行（ECB）の金融政策決定会合などで為替レートが変動する可能性が高まっていることから、旧盆にあたる秋夕（チュソク）の連休中にも国際金融市場の動向を見守るなど、対応を強化します。
また来週の連休明けに再び点検会議を開き、連休中の国際金融市場の流れを総合的に点検することにしています。