尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、29日に韓国を訪れる予定のアメリカのハリス副大統領と会うことになりました。
大統領室によりますと、尹大統領はハリス副大統領と会って、韓米関係の強化をはじめ北韓問題、経済安全保障、主要地域や国際懸案など互いの関心事について意見交換する見通しだということです。
尹大統領はこの際、北米以外で組み立てられたEV=電気自動車を、税額控除の対象から除外することを盛り込んだアメリカの「インフレ抑制法」について、問題の解消を呼びかける可能性があります。
ハリス副大統領は今月27日に行われる、日本の安倍晋三元首相の国葬にアメリカ政府代表として参列するため日本を訪れたあと、韓国を訪れます。
ホワイトハウスは、ハリス副大統領が25日から29日まで日本と韓国を歴訪すると明らかにしました。
アメリカのバイデン大統領がことし5月に韓国を訪れて以降、およそ4か月ぶりのアメリカ指導者の訪問で、アメリカの副大統領としては、2018年の平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックに合わせて韓国を訪れた当時のペンス副大統領以降4年半ぶりの訪問となります。
大統領室は、今回の訪問について、韓米同盟の強化への両国政府の意志が反映されたものだと説明しています。