イギリスのエリザベス女王が死去したことについて、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は9日、「女王は人間の自由という理念に、深い信念を抱いていた」と述べ、哀悼の意を示しました。
エリザベス女王の死去を受けて、尹大統領は9日、ツイッターに英文の声明を掲載し、「イギリス国民の皆様に心からの哀悼の意を表します。エリザベス2世女王は、人間の自由という理念に深い信念を持っていた。女王のやさしい心と親切な行いは、私たちの記憶に残るだろう」と称えました。
バッキンガム宮殿は、エリザベス女王が8日午後、スコットランドのバルモラル城で安らかに息を引き取ったと、発表しています。享年96歳でした。
死去を受けて息子のチャールズ3世が、新しい国王に就きました。
チャールズ3世国王は声明を出し、「大切な君主であり、愛された母の死を深く悼む」と述べました。
エリザベス女王は1999年4月に当時の金大中(キム・デジュン)大統領の招きで韓国を国賓として訪問し、73歳の誕生日を迎えて「最も韓国的で自然な姿を見たい」と、南東部の慶尚北道(キョンサンブクト)安東(アンドン)の河回村(ハフェマウル)を訪れています。
このときの女王の韓国訪問は、1883年に韓国とイギリスが国交を結んで以来、初めてのイギリス国家元首によるもので、両国関係の発展につながった最も重要な出来事の一つに挙げられています。
★2022年9月20日修正