中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は、13日午前0時までに新たに5万7309人が確認されました。このうち海外からの入国者の感染は、272人いました。
火曜日としては、7月中旬以降、およそ2か月ぶりに最も少ない水準となりました。
しかし秋夕（チュソク）連休が明けたこともあって、前日に比べると、2万人あまり増加しています。
連休中に減っていた検査件数が増加したのにともなって、感染者数も増えたものとみられます。
海外から入国した感染者も、前日より70人増えました。
そして連休が明けて、海外からの入国者が増え、海外から入国した感染者が一時的に増加する可能性があるとみられています。
重症患者は547人、亡くなった人は35人でした。
また1人の感染者から何人に感染するかを示す「基本再生産数」は、前の週よりやや上昇して0.87となりましたが、3週連続で1を下回っています。
防疫当局は、今後も感染者が徐々に減っていくものと予想していますが、小規模な流行や新たな変異ウイルスが発生するおそれがあるため、基本的な感染症対策のルールを守るよう呼びかけています。
なかでも室内でのマスク着用や感染者の隔離義務などは「流行を安定させるための最低限の措置だ」として、指針の緩和については慎重に論議すべきだと強調しています。