防疫当局は、新型コロナウイルスと季節性インフルエンザが、同時に流行する「ツインデミック」が発生する可能性が高いとの、見方を示しました。
中央防疫対策本部は13日の記者会見で、「新型コロナとインフルエンザが同時に流行する可能性が高い」という見解を示しました。
中央防疫対策本部は、「インフルエンザは、最近2年間はほぼ流行しなかったが、ことしは7月から異例の増加傾向にある。その影響で、冬よりも早い時期に流行が始まる可能性がある」と述べました。
疾病管理庁によりますと、インフルエンザへの感染が疑われる症状があった患者は、外来患者1000人当たり4.7人で、過去5年間の同じ時期に比べると、もっとも多かったということです。
同じ時期のこの割合は、2018年が4.0人、2019年が3.4人、2020年が1.7人、2021年が1.0人でした。
一方、新型コロナの新たな感染者は、9万人台となりました。
中央防疫対策本部によりますと、新型コロナの感染者は、14日午前0時までに新たに9万3981人が確認されました。
入院中の重症患者は40人減って507人、亡くなった人は60人増えて累積で2万 7593人、致命率は0.11%となりました。