新型コロナウイルスの感染者は、15日午前0時までに新たに7万1471人が確認されました。
重症患者は491人と、1週間ぶりに500人を下回りました。
新たな死者は72人で、合わせて2万7665人となり、韓国の致死率は0.11%となっています。
一方、WHO=世界保健機関のテドロス事務局長は、現地時間の14日、「新型コロナの世界的大流行がまだ終わりに来ているわけではないが、終わりが視野に入っている」と述べました。
WHOによりますと、今月5日から11日までの1週間で報告された新型コロナによる死者は、世界で1万1000人を下回り、2020年3月以降、最も少なかったということです。
これについて韓国政府は、「ヤマ場は越えたが、新型コロナの感染が依然として続いているうえ、この冬には新型コロナとインフルエンザが同時に流行する可能性が高い。片方の腕にはインフルエンザワクチンを、もう片方の腕にはコロナワクチンを打たなければならないだろう」として、予防接種を呼びかけました。
政府は21日から、生後6か月から9歳未満の子どもを対象にインフルエンザワクチンの無料接種を始めます。
続いて来年4月30日までに、13歳未満の子どもや妊婦、65以上の高齢者への無料接種を行います。
インフルエンザへの感染は、新型コロナの感染が広がり始めた2020年2月以降は、マスクの着用や手洗いなど感染対策の徹底で大きく抑えられましたが、先月末から増加傾向にあります。