韓国を訪れている中国共産党序列3位の栗戦書(りつ・せんしょ)全国人民代表大会常務委員長は16日、金振杓(キム・ジンピョ)国会議長と会談し、「韓半島の平和構築に向けて両国がより積極的に働く必要がある」と強調しました。
今回の訪問は、韓中国交樹立から30年を記念しての、韓国の金振杓(キム・ジンピョ)国会議長の招きによるもので、ことし2月初めに当時の朴炳錫(パク・ビョンソク)国会議長が中国を訪れたことへの返礼にあたります。
栗委員長は、16日午後、金振杓(キム・ジンピョ)国会議長と会談したあと共同記者会見に臨みました。
この中で、栗委員長は、「われわれは対話と交渉を通じて、韓半島の平和と安全を守り、韓半島の平和体制の構築が両国の共同利益にかなうということに認識をともにした」と述べました。
そのうえで、「両国は互いの利益と関心事を尊重するという精神に基づいて、引き続き敏感な問題を調整し、両国関係を安定的かつ健全に発展させていくことにした」と述べました。
一方、 金振杓国会議長は、韓中日国会議長会議の開催を提案し、栗委員長は「真摯に検討する」と述べました。
金議長は近く日本側にも正式に提案するとしています。