北韓が相次いでミサイルを発射するなど挑発を強めていることについて、大統領室は10日報道資料を発表し、「国民の命と安全を守ることは、言葉でなく現実の問題である」として、「韓半島と北東アジアの厳しい安全保障情勢を正確に認識し、しっかり備えることが大事だ」と強調しました。
この報道資料について、大統領室の関係者はKBSとのインタビューで、「金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の発言や北韓の状況に対する大統領室の総括的なメッセージだ」と説明しました。
北韓の朝鮮中央通信は10日、朝鮮人民軍の「戦術核運用部隊」などによる軍事訓練が9月25日から10月9日まで行われたとして、現地で訓練を指導した金委員長が、「敵に軍事的威嚇を加えるなかでも敵は対話や協議をうんぬんしているが、われわれは敵と対話する事柄もなく、その必要性も感じない」と述べたと報じました。