ロシアによるウクライナの民間施設などへの大規模なミサイル攻撃で大勢の犠牲者が出ているなか、首都キーウに滞在する韓国国民への被害は確認されていません。
ウクライナ駐在の韓国大使館の関係者は11日、「今日も引き続き韓国国民の安全を確認中だ」としながらも、「今のところ被害は把握されていない」と明らかにしました。
ウクライナには、長期あるいは一時滞在している40人あまりと大使館の職員およそ15人を合わせ、60人ちかくの韓国人がいますが、そのほとんどがキーウに滞在しています。
キーウでは前日に続き、11日もロシアによる空襲が続いていて、大使館は「当分は空襲が続くものと予想される。韓国国民の安全のために状況を注視している」と明らかにしました。
大使館はまた、「ロシアの空襲によって韓国国民の安全が極めて脅かされている」として、現地の国民に対し、ウクライナから即時に退避するよう改めて呼びかけました。
大使館では、主要国の外交チャンネルと情報を共有するなど、引き続き韓国国民の安全確保に取り組む方針です。