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国際

戦術核の韓国再配備論が浮上 米は非核化強調

Write: 2022-10-12 14:00:06

戦術核の韓国再配備論が浮上 米は非核化強調

Photo : YONHAP News

北韓による核とミサイルの脅威が高まっていることを受け、韓国の核武装をめぐるひらかれた議論を求める声が韓国の政界と学界の一部で相次いでいるなか、アメリカは、韓半島の非核化が目標だと改めて強調しました。
アメリカホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー戦略疎通調整官は現地時間の11日、記者会見で、韓国政府がアメリカの戦術核兵器の配備を要請したかという問いに対して、「韓国の立場は、韓国側が明らかにするべきだ。われわれの目標は、韓半島の完全かつ検証可能な非核化だ」と答えました。
そのうえで、「外交を通じた問題解決が可能だと信じている」とも述べましたが、敏感な外交事案に対する直接的な回答を避けたものとみられます。
北韓の7回目の核実験が迫っているとする観測があるなか、韓国国内の一部では、北韓の核の脅威に対する抑止力を確保するため、アメリカの戦術核兵器を韓国に再配備すべきだという主張が出ていました。
尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は10日、戦術核兵器の再配備について否定的な立場を改めて示す一方で、「韓国とアメリカの官民さまざまな意見を聴取しながら検討している」と述べました。
これは、ことし5月にアメリカCNNとのインタビューで、「戦術核の再配備の可能性は排除した」と述べたのに比べると、再配備の可能性を残したと思われる表現です。
ただ、大統領室は11日、大統領室と与党「国民の力」が、戦術核の再配備を推進するために水面下で議論していたとする報道内容については、全面的に否定しました。

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